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4ステップで簡単解決!中国のATMで銀行カードやクレジットカードを取り忘れた時の対処手順を分かりやすく解説!

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中国あるある!ATMでカードの取り忘れ

中国のATMでは、キャッシュカードやクレジットカードを取り忘れてしまったり、カード機械から戻ってこない!というケースが多発。実際に私も上海の浦東空港で中国元が現金で必要だった時、ATMでクレジットカードを取り忘れた経験があります。しかもそのことに気づいたのは数十分経ってからのこと。もちろん戻った時にカードはあるわけもなく、とても焦りました。この記事では、同様の事態に陥ってしまった方のために、ATMに吸い込まれてしまったカードを無事に救出するまでの手順を分かりやすく説明いたします!

 

吸い込まれても大丈夫!カードはATMの中で眠っている!?
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中国のATMを利用する際に注意しなくてはならないのが、自動でカードが返却される日本のATMと違って、取引の一番最後に「退卡」というカードを取り出すボタンを押さないとカードが戻って来ないということ。そして一定時間操作されなかったカードは機械の中に保管されるという仕様になっています。そのため、制限時間があることを知らずにのんびりATMの操作をしていると、時間切れになってカードが飲み込まれてしまうのです。この「退卡ボタン」の押し忘れは、中国に慣れている方でも時々やってしまう「中国のあるある」なんですって。防犯のためとはいえ大袈裟な気もしますが。。。

 

お金は大丈夫?

ATMの操作を終了せずにその場を離れてしまった場合、次の利用者がそのまま暗証番号を入力せずに追加で現金を引き出すことが可能です。カードがATMに吸い込まれたのを確認していれば安心ですが、私のようにATMを使った後しばらく経ってしまっている場合、カードが誰かの手に渡っている可能性も0ではないので心配ですよね。(ATMには防犯カメラが付いているので可能性は極めて低いですが!) もちろん直ぐににカード会社に連絡してカードの利用を停止するのが最善策ではありますが、カードが使えなくなってしまうと後の生活や旅行に支障が出ちゃう、なんて場合も多いはず。そんな時は次の4つのステップを踏むことで、お金の心配も解消しながら、安全にカードを救い出してください!

 

 

 

ATMからカードを救出する方法

ステップ1: カードの取引履歴を確認する

もしカードに不正利用がないか心配な場合、クレジットカードやキャッシュカードに見覚えのない取引がないかをすぐに確認しましょう。現在はインターネットですぐに口座残高や利用可能残高が確認できますよね。もしも異常な取引があった場合は、カードが他人の手に渡ってしまっているかもしれません。クレジットカード会社に連絡をして、利用停止を行うのが賢明でしょう。

ステップ2: ATMの24時間電話窓口に連絡する

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中国のATMには、多くの場合24時間対応の電話窓口の案内があります。まずはこちらに電話をしてカードを紛失した旨を伝えます。電話をかけると自動音声で案内が流れるので、ダイアルを操作してオペレーターに繋げます。中国語がわからない方は英語のアナウンスがあるまで待ちましょう。専用のオペレータにつながったら、どこで失くしたのかを説明します。ここで聞かれるのは「ATMの端末番号」とあなたの「電話番号」です。(レシートを受け取ったかどうか、どこの銀行のカードかを聞かれることも。)

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端末番号はATMに表示されているこの番号を伝え、電話番号は中国のものを伝えます。すると電話番号にSMSメールが届きます。

ステップ3: 管轄の支店に連絡をして今後の対応を聞く

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届いたSMSメールには、そのATMを管轄している支店名とその住所・電話番号等が記載されています。こちらに電話をすると、以下のような対応を受けることができます。(こちらは24時間対応ではないので営業時間に注意が必要)

カードが機械の中に取り込まれているかどうかの確認

カードが手元に戻るまでの手順説明 (いつ・どこで受取可能か)

機械を開けてくれるスタッフの派遣

カードが最終的に手元に戻って来るまでの時間には支店や状況に寄って大きな差があります。数日後に支店に来るように言われることもあれば、すぐにスタッフが駆けつけてくれる場合もあります。私の場合急いでいることを伝えて機械を開けてもらえました。滞在期間中に受け取れない場合は諦めてカードの利用を停止するのがよいと思います。 

ステップ4: 紛失したカードを受け取る

その場で機械を開けてもらう、もしくは数日後に店舗に受け取りに行く、いずれの場合でも紛失したカードを受け取るにはカード番号やパスポートなど、本人確認ができるものが必要です。カード番号を覚えていなくてもパスポートだけで受け取りができるので安心ですね。受け取りの際は必ずパスポートを携帯しましょう。

 

中国でATMを使う際の注意点

常に制限時間と「退卡ボタン」を意識する

今回のように、日本人が中国のATMを利用した際にカードを取り忘れてしまうケースは頻発しています。中国での生活に慣れている方でもやってしまう"あるある"ですから、様々な不安要素を抱えた海外旅行中ではついついやってしまいがち。中国でATMを利用する際は、カードを入れた時から表示される制限時間に注意しつつ、絶対に退卡ボタンを押し忘れないこと! これが一番大切なことです。

 

できるだけ銀行に併設されたATMを利用する

ショッピングモールや街中のATMと違って、銀行に併設されたATMでは、万が一カードが取り込まれてしまってもすぐに対応してもらえることが多いです。また、その場を離れずに対処することができるためカードが手元に戻ってくるまでの間不安に駆られることがなくて済みます。

 

 

 

もしカードが不正利用されていたら?

 一例ですが、海外旅行者に人気の三井住友VISAでは紛失・盗難に遭った際の不正利用は、60日以内に届け出ることで補償が受けられるとあります。ただし暗証番号の入力を必要としない決済は補償の対象外。つまりカードが残ったままの状態で次の利用者がATM操作をしてキャッシングした場合、補償は受けられないと考えてよいでしょう。カードを抜き取った後の利用は補償の対象になりますから、たとえクレジットカードが他人の手に渡ってしまっても早急に対応すれば被害は最小限に抑えられるということですね。

 

 

突然クレジットカードが手元から無くなってしまったら誰しも焦ってしまいます。まして私の場合は初めて中国に足を踏み入れた直後の出来事でしたから、なおさらでした。今回解説した4つのステップが、同じ境遇に陥ってしまった方の助けになれたらと思います。